〜演出家、沢海陽子インタビュー~

Q.ダイアローグの紹介と魅力について教えてください。

A.そうですね。劇団 AUN というシェイクスピアを割と主にやっていた、座長吉田鋼太郎を率いる団員、若手を中心に結成したダイアローグ。魅力としては、やっぱりみんなで持ち込んで、アイデアもいっぱい持ち込んで、私が演出をやってるけど、みんなで作り上げています。だから色んな発見もあるし、思いきりもいいので、『アグレッシブ』なところも私たちの魅力のひとつだと思います。

Q.沢海さんが演出・構成するにおいて特にこだわっている点を教えてください。

A.私としては、親しみのあるシェイクスピアは難しいと思われがちなところを、すごく・・・こう、とっつきやすい、分かりやすいっていうのを、主にイメージして、演出したり構成したりしています。そしてやっぱりこう、なんか、古典っていうところにとらわれずに、ちょっと現代味を入れて、『身近にあることなんだよ』っというようなことを、盛り込んで、より親しみがあるように・・・温かみのあるとか、身近なお話に感じて欲しいという所ですかね。

Q.今回は今までの「切り貼りシェイクスピア」のスタイルとは変わって、「まるまる一本のシェイクスピア」に挑んだ理由を教えてください。

A.理由はですね・・・、ま、切り貼りもなかなか限界がある(笑)というところもあるし、やはり周りの方たちが、「もうそろそろ一本の作品をやってみたらどう?』という、そういう後押しの声もあったので。やっぱりなかなか切り貼りの時は、自分のやりやすいようにこう貼っ付けたりとかできるっていう強みがあったんですけど、完全にシェイクスピアさんのものをどうやるかっていうことの・・・ま、ある意味、挑戦でもある。でもいざやり始めてみると、『やっぱり切り貼りの時と、やってることは一緒なんだな』みたいな、演出の方向性というのが。やっぱりわかりやすくというのも一番ですし、そして、自分で理解しながら、「あ、自分でもこんなふうにできるんだ」と、こう、自分でやってて驚きながら作り上げてる楽しさというか・・・そういうのはありますね。

Q.シェイクスピアの作品でもこの「ペリクリーズ」を選んだ決め手はなんだったんでしょうか?

A.たまたま近々にちゃんと読んだっていうのもあるし、あと、群像劇にできるかな?と。誰かが圧倒的主役っというよりも、出てくるキャラクターがみんな良かった。「あの役もこの役も良かったね」みたいなところが、無意識のうちに頭に残りまして。切り貼りの時もそうだったんですけど、そういう風に感じている自分がいて・・・ダイアローグのメンバーそれぞれの個性が引き出せそうな作品だなっとなんとなく思ったのでこの作品を選びました。あと、あんまり小難しくないストーリーなので、お客さんもこの世界に入りやすいかなっと・・・うん、そんな感じですね。

Q.最後に観に来たお客様に注目してほしい点などの一言をお願いします。

A.注目してほしい・・・、今はまだ稽古が始まったばかりで、稽古でこの作品がどうなるか・・・うーん・・・あ!でも、なんか「おおおお!」って言わせたい(笑)。いろんな意味で「こんな風になるんだ〜」、でもいいし、うん、なんかちょっとそういう、いろいろな「おおおお!」を聞きたいかな(笑)

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